散歩と土屋鞄
2010/05/16 Sun. 08:00 [edit]
予定コースは白金台→目黒→恵比寿。できるだけこれまで通ったことのない路地を選んでみた。
小腹が減ったので、いつもは夜遅くに車でしか行かない「頑固蛸」にたこ焼きを食べに向かう。
目黒駅から権の助坂を下って徒歩10分くらい。


ここのたこ焼きは本当に美味しい!最後に揚げるのでまわりはサクサク、中はトロトロ。
しかし、、、熱い!! 口の中の皮が剥けた。。でも冷めたらまずいし、悩ましい。
頑固蛸からジャケットの直しが完成しているのでピックアップのため恵比寿ガーデンプレイスに向かう。
ジャケットの直しといっても1万4千円もしたので、どうなったか期待半分、不安半分。
でも結果は予想以上に上手な仕上がりだった。来週から着られるものが増えて嬉しい。


帰宅途上に土屋鞄製造所の白金店がある。オープン直後に2、3回見に行ったけれど、それ以来1年くらい行っていないので何気なく入ってみた。実は私は鞄オタクで、自宅に鞄がゴロゴロしている。仕事では映画「ワーキングガール」でハリソンフォードがメラニーグリフィスにプレゼントしたSchlesingerを愛用していた。
MBAをとってアメリカで就職が決まったときに購入したものなので思い入れがあった。しかし毎日パソコンや重い資料を入れて持ち歩いていたところ、持ち手の留め具が折れてしまったのだ。日本には代理店が無く、部品を入手できないため去年から戸棚にしまったままになっている。
それ以来、ゼロハリ、PROTEX、TUMIなどを気分で使い分けていたのだが、やはり革鞄がいい。そう思ってロエベのアマソナブリーフケースを購入したが、これは革(スウェード)がデリケートすぎて絶対に水に濡らせず仕事使いは諦めざるを得なかった。
次はブライドルレザーのダレスバックが欲しいと思い、たまに各社のWebを見ていた。
土屋鞄もその一つ。ここのダレスバックでも良いかな、、と考えたこともあった。そんな程度だった。
展示している場所は2Fだと知っていたので、一直線にダレスバックに。
お触りになる場合には店員にお声がけいただき、手袋をはめて下さいとの注意書き。
今日は本気じゃないし、値段だけ聞いて帰ろうと思い店員さんに軽く声をかける。
そう思いながらも、”中をご覧になりますか?”という質問に反射的には”はい”と返事をしてしまった。
こうなったら重さとか色々確認しようと手袋も装着。
ブライドルレザー以外のダレスバックもいくつか見せて頂いたが、やはり買うならブライドルレザーだなと思っていると妻から ”これが欲しいなら買えばいいじゃないの” と仰天の一言!!
”えっ?” 予想だにしない発言に暫く狼狽。。店員さんもいるので小声で”値段分かって言ってる?”と聞くと簡単に頷かれた。原付なら新車が楽に買える金額なのに・・・どうしたんだ。何の魂胆なんだ。。。また1分くらい狼狽。。
すると妻が”欲しいんでしょ? 私カードもってきてるから。ではこのカードでお願いします。”と店員さんにカードを手渡してしまった。駄目と言われると無理にでも買う性格だが、こういうのは初めてなので商品が包まれている間もやや呆然。まさかこんな形で鞄を買うことになるとは夢にも思わなかった。

自宅であらためて見てみると、作りもしっかりしているし、革質も良い。
やはり適当に重い鞄の方が私にはしっくりくる。何よりも壊れたらすぐに修理してもらえるという安心感が良い。

中は3つに仕切られている。一番手前にパソコンを入れようと思っていたけれど、ちょっと狭い。
真ん中に入れるしかないかな。

仕事ではデスクトップ以外に、Lenovo T43、レッツノートのCF-Y8とCF-R9を使っているが、一番大きいT43でも十分に収容可能な幅だった。

この鞄との出会いには運命的なものを感じる。
大事に使っていこうと思う。