上海 Part3
2011/07/28 Thu. 23:50 [edit]
青空だと景色ももう少し綺麗なんだろうな。


シャングリラホテルのダイヤモンド会員、スイートルーム、セミスイートルームの宿泊者は最上階に近い特別な場所で朝食を食べることができる。内容は普通の客室や、朝食だけ食べに来る宿泊者以外のお客さんのものと大体同じ。バイキング形式だけど、結構美味しい。


今日は昼食が美味しいから腹を空かせているようMに言われている。だからハムとチーズのオムレツだけ作ってもらった。

昼食はシャングリラホテル向かいの上海フィナンシャルセンター3Fにある「利苑酒家 LEI GARDEN RESTAURANT」

超人気店ということで、予約なしでは入れない。また、90分の時間制限付き。
時間制限システムを導入している店をみたのは中国では初めて。

私の嗜好を知っているのでオーダーは全てM任せ。
一品目は皮付き豚バラ肉の焼き物とチャーシュー。一口食べて驚いた。本当に本当に美味しい。間違いなく今まで食べた中で一番美味しい。この料理は横浜の同發も美味いが、正直こっちの方が圧倒的に美味しい。

取り分けられて出てきたのでただのスープにしか見えないが、このスープはこの店の大人気料理の一つらしく、数日前に予約しないと食べられないとのこと。
さっぱりしているけれど深みのある良い味。


海老蒸し餃子は点心の中で最も好きな料理。世界中あちこちで食べてきたが、ここのが多分私のベストだと思う。



スープ同様、この店の大人気料理。これも数日前の予約が必要。
味付けもパリパリ感も絶妙で美味い。


蟹の出汁と身がたっぷり入ったスープ。
美味しい。

味は杏仁と胡麻なんだけれど、液状。どうやって作ったのかに興味がある。
写真を撮ってない料理もいくつかあるけれど、総じて非常にレベルの高い店だった。
面白いのは店員さんが自分の携帯番号入りの名刺をくれたこと。予約の際には電話下さいということなのだが、きっと自分経由の予約人数が給料と連動しているんだろうなと思う。
どの料理もみな美味しかったので、珍しく伝票をもらってきた。
これで次回も注文した料理名が分かる。
このレストランは香港が本店。中国国内には上海の他に北京、寧波、広州、深セン、成都に支店がある。
海外は今のところシンガポールだけらしいが、いづれ日本に出店すると確信している。

食後は隣のパークハイアットホテル高層階のカフェで空港に向かう時間までMと談話。
その後浦東空港にMと向かった。
と、ここまでは100点満点の旅だったのだが。。。
空港でMと別れ、飛行機に乗り込む。
1時間ほどしても離陸しないなと思っているとアナウンスが。
”大連の天候が悪いため、当機はキャンセルとなりました”
「・・・」
誘導に従い搭乗口に逆戻り。
以前もこんなトラブルがあり、その時には7時間ほど待たされた。
こういう時はお弁当が出る。前回もそうだった。
この後どうなるか分からないので、食べれるときに食べておくのは大事。

さっき食べたものとどうしても比較してしまう。。。食材危なくないかな。。
1時間ほどすると、本日の便はもう無いとのアナウンスが流れた。
おいおい、また上海中心に戻ってホテルとらなきゃならないのかよ。空港まで車で1時間はかかるので近くないし。
スタッフにどうしたらよいか聞きに行くと、明日以降の便をチケットカウンターで予約しろとの返答。
上海万博があったおかげか、英語が大分通じるようになったのは良かった。
中国語も英語もできない人がこの状況に置かれたら終わってしまう。。。

何カ所かたらい回しにされた後、最終的に航空会社がホテルをとってくれることになった。
マイクロバス2台が用意され、何処にあるか分からないホテルに向かった。
もちろん無料なのだが、デフォルトは相部屋。ありえない。
1人で部屋を使いたい場合には150元追加しろとのこと。選択肢なし。
そりゃ当然1人部屋でしょ。

一応三つ星ホテルらしいのだが、電話機とドアのカードキーが壊れているし、英語もほとんど通じない。
諦めてこの貴重な経験を楽しむことにした。
明日の飛行機が決まったら連絡が入るとのことだったが、翌朝の8時になっても連絡無し。
朝食は付けてくれていた。雰囲気が良いともいえないし、料理の見た目も良くなかったが、思ったより美味しくてちょっと嬉しかった。
9時に連絡が入り、空港に向かうのでバスに乗れという指示。
空港でもチェックインカウンターを3カ所くらいたらい回しにされ、やっとチケットゲット。
10:00に飛行機に乗り込んだが、一向に離陸しない。
最初は離陸の順番待ちという説明だったが、2時間近く経った頃、大連の天候が悪く・・・というニュアンスのアナウンスが流れ始めた。昨日の嫌な思い出が頭をかすめる。
結局離陸したのは3時ちょっと前。
5時間も飛行機内で缶詰め。本当に疲れた。
でも一生忘れない思い出にはなったからまぁ良しとしよう。